同じ悩みを何度も考えてしまう。過去の失敗で頭の中がぐるぐるする。どうにもならない不安がある。こんな経験はないだろうか。
いくら考えても何も変わらないし、むしろ気持ちが重くなるだけ。そんな自分を変えたくて手に取ったのが、樺沢紫苑さんの『言語化の魔力』だった。
この記事では、なぜ僕はいつも考えすぎてしまうのか、この本を読んで何に気づいたのか、実際にやってみてどう変わったのか——『言語化の魔力』を読んで前に進むことができた体験談を書いていく。同じ悩みを持つ人に届けばうれしい。
▶️僕が実際に読んだ『言語化の魔力』はこちら読む前にどんな不安があったか

僕はずっと、考えすぎるタイプだった。何か始める前に完璧を求め、できないことがあるとすぐに自己嫌悪に陥る。同じ悩みを何度も頭の中で再生し、「やらなきゃ」と常に追われている感覚があった。
過去の失敗を何度も思い出して後悔し、ときには誰かの悪口を言ってその場だけスッキリする。そんなことを繰り返していた。
放射線技師の仕事でも同じだった。検査でちょっとした失敗をすると、帰宅後も「あの対応でよかったのか」と頭の中で延々と再生してしまう。考えた後はしばらく何もやる気が出ず、ネガティブになってどんどん苦しくなる。わかっていても変わらない自分に、さらに自己嫌悪を重ねる状態だった。
『言語化の魔力』はどんな本?

悩みがない人なんていない。そして、その悩みを自分で解消できずに前に進めない人も多い。少しでも前に進めれば悩みは徐々に軽くなっていくのに、それができずにいる。
『言語化の魔力』は、悩みを完全に解決するのではなく、悩みの扱い方、悩みをコントロールする方法、悩みへの視点の変え方を教えてくれる本だ。
一貫して伝えているのは「言葉には力がある」ということ。思いや感情を書く、話す。それだけで心が楽になり、人生の不安を減らせる——そのための言葉と方法を教えてくれる一冊だ。

言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える (幻冬舎単行本)
印象に残ったところ
言葉にするだけで、悩みは消える
この本で一番衝撃だったのは、言葉にするだけで悩みの大部分は解消する、という考え方だった。確かに僕も、一人で悩み続けて頭の中がモヤモヤでいっぱいになることがよくあった。そんなとき、家族や友達に相談する。それだけでもスッと心が軽くなる。
言葉にして外に出すことの効果を、改めて実感させられた。
頭で悩むな。手で悩め。
著者は「頭で悩むな、手で悩め」と言う。脳が同時に処理できることはごくわずかで、頭の中が悩みでいっぱいだと、それだけで処理能力を奪われてしまう。その状態で毎日仕事や勉強をすれば、パンクするのも当然だ。
そこで、悩みをノートに書いて「外」に出す。これを外化と呼ぶ。やることリストを書く、スケジュールを書く、思いつきをメモする——全部が外化だ。これをするだけで脳が整理されて軽くなる。実際にやってみて、本当に驚いた。
同じ悩みを繰り返していた私
悩んでいるときは、同じ悩みを延々と再生してしまう。考えないようにしても頭の片隅に残っていて、ひどいときには気分が悪くなるほどだった。
本書によれば、ネガティブな体験を反復することは、悩みをかえって強化してしまうという。つまり僕は、自分で悩みを増やしていたのだ。
ガス抜きは必要だ。でも、悪口、同じ話の繰り返し、自己卑下は逆効果で、繰り返すほど忘れにくくなる。ネガティブな話は1回だけ。1回話してスッキリしたら、そこで一件落着にする。そうすれば、嫌なこともすぐに忘れられるようになった。
切り替えられないのは「脳疲労」のせい?
同じ考えが何度も浮かぶ、ネガティブが止まらない、切り替えられない。僕がまさにこの状態だった。でもそれは性格のせいではなく、脳の疲労によるものだという。悩みを解消するには、まず心と身体を整えること。これが本当に重要だった。
実際にやってみたこと・変わったこと
体を整えることを意識し始めた
まず取り組んだのは、体を整えることだった。
7〜8時間の睡眠、週2〜3回のジム、朝5時起きの朝活、お酒を減らす努力。完璧ではないし、飲みすぎる日もある(笑)。
でも「できる範囲でやる」、これだけでいい。やれることを、やれる範囲でやっていく。少しずつ前に進む意識を持つだけで、自己肯定感が高まっていった。
行動しないから、不安は消えない
行動を起こせば不安は収まり、何もしなければ不安は強まる。僕はずっと「考える→不安になる→動けない→後悔」のループにはまっていた。
完璧にしなくてもいい。一つでも前進できればいい。今できることをすればいい。そんな考えで少しでも行動してみると、何もしないより不安は減ったし、失敗しても、動かなかったときより後悔が少ないことが多かった。
頭で悩むのをやめて「書く」
悩みが浮かんだら、ノートやスマホのメモに、とにかく書く。結論を出さなくていいし、整理しなくていい。言葉にするだけ。これだけで、頭の中のモヤモヤがかなり減った。脳内を可視化することで、無駄に悩む時間も減り、効率よく行動できるようになった。
もともと僕は本が苦手だった。でも、人生をより良くするには本を読むことが大事だと考え、本を読み、書評を書き、ブログで発信することを続けている。この記事もその一つだ。読んでアウトプットすることで、自分を客観視しながら本の知識を正しく理解できるようになった気がする。
そして、同じ悩みを持つ人の不安を減らすきっかけになれるよう、1つでも多くの記事を書きたいと思うようになった。
悩みが消える究極の方法
本の後半に書かれていたことが、一番心に残っている。苦しみから抜け出す方法は、他の人を喜ばせること——親切、感謝、他者貢献。これが究極の悩み解決法だという。
最初はきれいごとに聞こえた。でも、ブログを書き始めて気づいた。「自分のため」より「誰かのため」に書いたときのほうが、圧倒的に楽しいのだ。心理学でいう「好意の返報性」、つまり与えると返ってくるということ。見返りを求めずに与える。これを意識してから、物事が少しずつうまく回り始めた。
「無理な時は無理」と思えるようになった
以前の僕は「できない=ダメ、才能がない」と考えていた。
でも、時には諦めることも大事だ。「しょうがない」「まあいいか」「そういうこともある」。そう思うことで、ネガティブなことにも区切りをつけられる。いつまでもクヨクヨしても仕方がない。
そう思えるようになってから、いち早く次に進めるようになった。この考え方に変えてから、失敗への恐怖、完璧主義、無駄な自己嫌悪が一気に減った。
この本が向いている人・向いていない人
向いている人
- 考えすぎて動けない人
- 同じ悩みを何度も繰り返してしまう人
- 自己嫌悪が多い人
- 一人で抱え込みがちな人
向いていないかもしれない人
- すぐに悩みをなくしたい人
- 思考や感情の話が苦手な人
最後に

『言語化の魔力』は、悩みを消す本ではない。悩みと付き合う力をくれる本だ。言葉にすることで、無意識が意識になり、頭の中のモヤモヤが整理され、行動する力が生まれる。
僕はブログを書くことで、自分の悩みを少しずつ解消している。そして、同じように悩んでいる誰かに届けばいいと思って書いている。
もし今、同じ悩みを何度も考えてしまう、頭の中がぐるぐるしている、どうにもならない不安がある——そんな状態なら、まずはノートに書いてみてほしい。完璧じゃなくていい。汚くてもいい。言葉にするだけで、本当に軽くなる。
そして、できれば誰かに話してほしい。相談できないまま抱え込むことが一番危険だ。話す人がいなければ、僕にでもいい。お問い合わせから書いてくれてかまわない。不安が少しでも減るように、一緒に前に進んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。このブログが、あなたの「小さな前進」のきっかけになれば嬉しいです。
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