- 毎月6万円・2年以上の積立で資産がいくらになったか
- 選んだ銘柄(eMAXIS Slim S&P500・SBI V S&P500)とその理由
- 地方の会社員でも積立を続けられた家計管理のコツ
- 相場が下がった時期でも続けられた理由
- 新NISAを始めて、お金への向き合い方がどう変わったか
「投資なんて、お金に余裕がある人がするものでしょ」
2024年の年明け、そう思いながらも僕は新NISAの口座開設のボタンを押した。
放射線技師として働き始めて10年近く。給料は上がらず、物価だけが上がっていく。
「このまま銀行に預けておくだけでいいのか」という焦りが、背中を押した。
あれから2年以上が経った。毎月6万円を積み立て続けた結果、今日時点の資産をこの記事にまとめた。
まだ新NISAを始めようか迷っている人の参考になれば幸いだ。
現在の運用成績(2026年4月18日時点)
新NISA制度が始まると同時にSBI証券で口座を開設した。
今日まで2年以上経過するが、今の資産推移を見てほしい。

| 合計評価額 | 1,945,312円 |
|---|---|
| 合計評価損益 | +415,307円(+27.14%) |
| 運用期間 | 約2年4ヶ月(2024年1月〜) |
| 毎月積立額 | 60,000円 |
| 積立投資元本(概算) | 約1,530,000円 |
※ 2026年3月に旧つみたてNISA分を売却したため、資産推移グラフに一時的な落ち込みがあります。
元本が約153万円に対して、今の評価額は約194万円。
差額の約41万円が運用益だ。銀行の普通預金金利が0.1%にも満たない時代に、27%を超えるリターンが出た。
これを見たとき、正直「もっと早く始めればよかった」と思った。
何を買っているか
選んだのはS&P500に連動する2本のインデックスファンドだ。
どちらも「米国の上位500社をまとめて買う」という仕組みで、個別株のように1社の業績に左右されにくい。

| 銘柄 | 保有額 | 評価損益 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 973,322円 | +208,319円 |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 971,990円 | +206,988円 |
なぜS&P500を選んだのか
「お金の大学」をはじめ、投資初心者向けの本や情報を調べると、どれも口を揃えて「全世界か米国のインデックスファンドを長期積立する」という結論に行き着いた。
その中でもS&P500は過去100年以上にわたって右肩上がりを続けてきた指数だ。短期では下がることがあっても、長期で見れば成長し続けてきた実績がある。
なぜ2本に分けたのか
2本に分けているのは、当初どちらが自分に合うか迷ったからだ。
どちらも信託報酬がかなり低く、長期投資にはうってつけだ。この信託報酬を注意していないと何十年後の資産に大きな違いが出てしまう。
そして結果的にほぼ同じパフォーマンスで、今はどちらもそのまま保有している。
どちらか1本に絞るならeMAXIS Slimの方が信託報酬はわずかに低く、長期で見た場合に有利と言われている。
※信託報酬:投資信託を保有している期間中に、運用・管理の対価として投資信託財産から毎日間接的に支払う費用(経費)。年率0.055%〜2.618%程度 の料率が日割り計算され、基準価額から差し引かれる。具体的には、販売会社・運用会社・信託銀行の3者へ支払われる。

また、つみたて投資枠とは別に、成長投資枠を使って個別株投資にも取り組んでいる。こちらは銘柄の選定や売買タイミングの判断が必要で、インデックス積立とはまた別の面白さがある。
個別株投資については「ファイナンシャルアカデミー」でその知識を学んだ。
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きっかけは、本職の「昇給の少なさ」だった。年間1,000〜3,000円しか上がらない基本給。10年後も今と大して変わらない給料で、家族を養っていけるのか。
今の放射線技師という仕事は好きだが、やはりお金の不安は拭いきれない。
銀行に100万円預けても、1年後に増えるのは数百円。
それなら、リスクを取ってでも「お金に働いてもらう」仕組みを作るしかない。そう腹を括ったのが2024年1月だった。
新NISAは運用益が非課税になる制度だ。通常、投資で利益が出ると約20%が税金として引かれる。
しかしNISA口座内では、その税金がかからない。長期で積み立てるほど、この差は大きくなる。

積立の具体的な設定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 証券口座 | SBI証券 |
| 積立額 | 毎月60,000円 |
| 積立日 | 毎月10日 |
| 分配金 | 再投資 |
| 始めた時期 | 2024年1月 |
積立額は毎月6万円。つみたて投資枠の年間上限120万円あるが、「無理のない範囲で」投資することが大事だ。
決して余裕があるわけではないが、家計管理を徹底して固定費を削ったからこそ出せる金額だった。
設定は一度やれば、あとは何もしなくていい。毎月自動でクレジット引き落とし設定にして放置するだけだ。
この時に、毎日口座を見て、その上下に気持ちを揺さぶられるのは良くない。できれば一度始めたら口座はしばらく見ないことが投資を続けるコツだ。


資産推移と「下がった時期」の話
2026年3月、旧つみたてNISAの資産を一度売却した。ポートフォリオを整理するためだったが、グラフ上では資産が大きく落ち込んで見える。初めて見た人は「失敗したのか」と思うかもしれないが、損失ではなく利益確定だ。
また、新NISAを初めてから、2024年8月の日銀利上げショックや、2026年の米国関税問題の影響で相場が大きく動く場面があった。
一時は評価額が下がり、「やっぱり投資は怖い」と感じた瞬間もある。それでも積立を止めなかったのは、「下がった時に買えるのがドルコスト平均法の強みだ」と理解していたからだ。
※ドルコスト平均法:毎月一定額を買い続けることで、価格が高い時は少なく、安い時は多く買える。長期では取得単価が平準化される。
積立を続けられた最大の理由は、事前に「長期投資の知識」を持っていたことだと思う。
「お金の大学」や投資関連の本を読み込んでいたおかげで、「下がることは想定内」という心構えができていた。感情ではなく知識が、行動の土台になっていた。
「下がった時こそ安く多く買えている」と理解できていれば、相場の下落はむしろチャンスに見える。
これは頭でわかっていても実践が難しいことだが、自動積立の仕組みを使えば感情が入る余地がない。設定した瞬間に「迷わず続ける」仕組みが完成しているのだ。

始めて変わったこと
一番変わったのは、お金への向き合い方だ。
以前は「給料が上がらない」という不満だけがあった。今は「給料以外の収入源を育てている」という感覚がある。毎月の積立は、未来の自分への仕送りだと思っている。
資産が増えた実感よりも、「自分で行動した」という事実が、職場での理不尽なストレスや将来への漠然とした不安を少しだけ和らげてくれた。
お金の問題が全部解決したわけではない。でも、何もしていなかった頃とは、景色が少し違う。
もう一つ変わったのは、「お金を使う基準」だ。
以前は何となくお金を使っていたが、今は「買う価値があるのか」「リーセルバリュー」という視点が自然と生まれるようになった。投資を始めたことで、支出への意識が変わった。
これも「お金の大学」を読んだおかげだ。

まとめ
地方の病院で働く30代の放射線技師が、毎月6万円を2年以上積み立てた結果、元本約153万円が約194万円になった。運用益は約41万円、利回りは+27%超だ。
「投資は怖い」と思っている人に伝えたいのは、長期のインデックス積立はギャンブルではないということだ。
もちろん元本割れのリスクはゼロではない。
でも、銀行に眠らせたまま物価だけ上がっていく現実の方が、僕には怖かった。
まずは少額でもいい。口座を開いて、1,000円でも積み立ててみることが、最初の一歩になる。
この機会にあなたも初めてみては?
※投資は自己責任で行いましょう。余裕資金ですることをおすすめします。生活費1年分を確保した上で始めると良いですよ。

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